aruciのレザーエプロンが軽いワケ
こんにちは
10月も終盤ですっかり寒い日が多くなりましたね。
先日、展示会終わりの荷物を片付けるのに清澄白河のショップと倉庫と事務所を行き来しました。
これくらいの気候だと、ちょっとした作業をしてもほどよく体が温まり、ちょうど良いです。
ボクは基本デスクワークが多いので、通勤から変わらない格好をしていますが、作業の時は軍手やエプロンなどをして気分も変えています。
職業によって、仕事中はエプロンがマストの方も多いですが、
特に人前に出るような職業の方は、実用性だけでなくオシャレな物をチョイスしていたりしますよね。
見るからに丈夫そうで無骨な感じの物も良いですが、あれ?なんだか仕事の装備が重たいなと感じていませんか?
aruciのレザーエプロンが軽いワケとは?
そもそも革って重たい印象がありますよね。
オールレザーのエプロンというと、作業時の物の飛び散りなどから身を守る前掛けのようで肉厚なイメージ。
aruciのレザーエプロンは違います。
総重量475グラム! 軽い!
一般的なオールレザーのエプロンは800グラム~が多いです。
軽さのワケは、【革の厚み、約1.3ミリ】 革漉きという工程で、床面の余計な部分を落として軽さを出しています。
この作業は革を1枚丸々機械に通して厚みを調整する、やり直しの効かない仕事で、この工程にも職人の技と経験が詰まっています。
革が薄いから軽いのは分かったよ。
ここからです、革のメリットデメリットの話になりますが「丈夫だけど重たい」というのが定説ですよね。
革を薄くすると心配なのは強度です
約1.3ミリもの薄さで作業に耐えうるシザーエプロンを実現できたのは、 皮から革への加工方法でした。
クロム剤という薬品を使い革を鞣します、要は柔らかい革にするのですが。(世の中に流通している8割以上がクロム鞣しです。) ウォッシャブルレザーは色の付け方が革の芯まで染める製法で作っていて、 この色染めと同じ工程でオイルを含ませています。
これにより芯までオイルがしっかりと浸透し、繊維がオイルを含んで、革にほどよい伸びが生まれます。
この伸びが引き裂きに強く、丈夫な革になっているということです。
エプロンに使う革材料は丈夫なだけでも、薄いだけでもない、日本の革メーカーさんの技術と開発によって生まれたのでした。
aruciのレザーエプロンはウォッシャブル仕様
オールレザーのエプロンが軽いことは前に述べましたが、 aruciのエプロンは軽いだけではありません!
軽いうえに水洗いができるウォッシャブルレザーなんです。
通常、革に水分はご法度、 シミや乾いた時にゴワゴワになったりと気を使います。
このエプロンは理美容師さんに使ってもらうことも想定しているので、水に弱いわけにはいきません。
この革のもう一つの機能は洗えるレザー、
ウォッシャブルなんです。
しかし、なんで革なのに洗えるの?? という疑問になりますが、これも革の加工方法に秘密が。
クロム剤で鞣す段階で、防水のような水の浸透がしにくくなる溶剤で加工を施しています。
これにより、手洗い後のエプロンは
・色落ちがしにくい
・乾燥時に縮みにくい
という特性を持つ、美容師さんのエプロンにうってつけの材料です。
作業中の動作を考えたデザイン
熟練職人の経験に基づいた縫製
それぞれのプロたちが知見を持ち寄り完成しました。
・エプロンのパターンは、動作を妨げない袴形(商標登録済)
・シザーポケットなど、カスタム可能
・熟練職人による革漉きと縫製
職人による、職人のためのプロダクトです。
aruciのレザーウォッシャブルエプロンのお手入れ方法
通常のお手入れは、乾いた布で汚れを取り払いハンガーにかけておくことで十分。
汚れがひどい時や、年末に「相棒、1年間お疲れさま!」と言いたい時は水洗いがオススメ
シンクや広めの桶に水を張り、中性洗剤を適量いれてください。
エプロンを漬けて、上から押すようにやさしくもみ洗い 汚れが落ちたら、水ですすいで脱水へ、 折り畳んでプレスするように水分を取ってください。
乾燥はハンガーなどにかけ、畳しわを伸ばして必ず陰干し、そして風通しの良い場所でゆっくりと休ませましょう。
これでレザーエプロンの洗濯が完了です。
特にケア剤は必要ありませんが、気になる方は保湿系のクリームをうすく、まんべんなく塗ってあげるのも良いかもしれません。
aruciのウォッシャブルレザーエプロンをお持ちの方は是非一度お試しください。
洗えるレザーエプロンをお探しの方はご検討くださいませ、ご不明点があればお気軽にお問い合わせください。
執筆者:$akamacky
➡シザーケースのお手入れ方法 - シザーケース専門店 aruci(アルチ))